自然な外観と機能
インプラントは人工歯根を顎骨に埋め込むため、自然な見た目と咀嚼機能・かむ力を取り戻すことができます。周囲の歯や口腔組織に対する負担も少なく、快適な噛みごたえを実現します。
長期的な耐久性
インプラントは顎骨と結合するため、長期的な耐久性が期待できます。適切なケアとメインテナンスを行えば、自分の歯と同じように使用することができます。
周囲の歯への影響が少ない
インプラントは周囲の歯に支えられる必要がないため、隣接する健康な歯を削る必要がありません。この点で、ブリッジ治療と比較しての利点があります。
ブリッジの場合隣接する歯への負担が増し、自分の歯がダメになってしまうリスクを伴います。
骨の保護と顎の形状維持
インプラントは顎骨に適正なストレスをかけることで骨の吸収を防ぎ、顎の形状を維持する効果があります。これにより、顔の美しさや口腔機能の維持にも貢献します。
安定性と確かな固定
インプラントは顎骨と結合するため、安定性が高く、しっかりと固定されます。食事や会話の際に人工歯がずれる心配がなく、自信を持って日常生活を送ることができます。
外科的な手術
インプラント治療は外科的な手術を伴うため、一定のリスクがあります。手術時の出血や感染、手術部位の痛みや腫れなどが発生する可能性があります。ただし、適切な手術技術と衛生管理を行えばリスクは最小限に抑えられます。
※お体で持病があり(骨粗しょう症、糖尿病でHbA1cの値が高い方など)、専門医の判断で、インプラント治療を望まれてもできない方がいます。
顎骨による制約
インプラント治療には十分な顎骨の量が必要です。顎骨の吸収が進んでいる場合、増骨(GBR、サイナスエレベーションなど)が必要となる場合があります。
周囲の組織への影響・金属アレルギー
インプラントの埋入により、周囲の歯肉や顎骨組織に一時的な腫れ、出血などの変化や影響が生じることがあります。これは通常一時的なものであり、適切な治療や経過観察により解消されます。また一般的にインプラントではチタン合金を使います。基本的に人体で安定性を示す材料ですがごくまれにチタンに対してアレルギー反応を起こした症例が論文で報告されています。そのような方はインプラント以外での治療を探すことになります。(一部ジルコニアと呼ばれるセラミックの一種で作られているインプラントもありそれも検討されます。)
費用
インプラント治療はブリッジや入れ歯に比べて費用が高くなることがあります。手術や材料のコスト、追加的な処置が必要な場合の費用などが掛かるケースがあります。費用面についても事前にきちんとご提示致します。その後ご自身で治療内容、費用含めじっくりとご検討ください。
以上がインプラント治療のメリットとリスクです。個々の患者さんの状態や要望によって最適な治療法が異なるため、歯科医師との詳細な相談と検討が重要です。患者様のお口の健康と美しさを追求し、最適な治療結果を提供するために、私たちは尽力いたします。